買い注文の出し方
次はいよいよ買い注文を出して実際に取引を始めます。
成り行き注文
「成り行き注文」とは、とにかくすぐに買いたい（売りたい）といった「約定優先」の注文方法です。変動する株価を見ながら自分が購入したい金額になったら注文を出す方法で、株の売買を最優先させて約定しす。
また、「成行注文」は「指値注文」よりも約定が優先される法則があります。すぐに株を購入したい場合は成行注文で約定させましょう。
指値注文
「指値注文」とは、こちらが指定する株価で取引をする「株価優先」の注文方法です。これは、注文を出す株価を事前に設定しておき、その株価になるとシステムが自動的に注文を出す仕組みとなっています。
たとえば、「この銘柄が10,000円以下になったら買い注文をする」と設定します。すると、その銘柄の株価が「10,000円以下」になった瞬間に、システムが自動的に買い注文を入れてくれます。ただし、その銘柄の株価が「10,000円以下」にならなかった場合は、約定できません。（売買が成立しません。）
指値と成行注文の特徴
| 注文方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 指値 | 好きな株価を指定できる | 約定の優先順位は低い |
| 成り行き | 約定が優先される | 予想株価よりもズレる場合がある |
この２つの注文方法は最も基本的な注文方法です。それぞれ、長所・短所がありますので上手に使い分けましょう。
各証券会社によっては、「逆指値」や「連続注文」「指値の変形バージョン」など、さまざまな注文方法が用意されています。これらを上手に使い分けることで、効率よく取引ができるようになります。
