実は私が経営者です・・・

今日は経営者について少し語りたいと思います。

私の幹部は全員知っているのですが、一般社員やアルバイトには秘密にしていることがあります。

それは、経営者が誰なのかわからないように、あえて秘密にしているのです。

まぁ数店舗経営しているのですから、分からなくて当然というか、とくに問題もありません。

なぜ秘密にしているのか？

その大きな理由の一つとして、１店舗目の経営で大きく失敗したことです。

経営はうまくいっていましたが、社員や女の子のマネジメントで失敗したのです。

私は完璧主義者のため、どうしても厳しくしてしまう傾向にありました。内勤スタッフや、ドライバー、そして女の子全てに対してです。

当時は、内部統制をしっかり管理し、人事も規則で縛りつければ問題ないと考えていたのですが、やり方が間違っていたようです。

そう気づいたのは、ある信頼している女の子からの指摘でした。

厳しくし過ぎると、ただの独裁経営

私とスタッフ（女の子も含めて）との間に、そういった役割の人間をおけばよかったのですが、実際には、ワンマン経営者の独裁経営として見られてしまっていたのです。

これは本当によくないパターンで全てが悪い方向へ独り歩きしていきます。

一番の問題は、内勤とドライバーの定着率が悪く、回転が速かったこと。これが一番苦労しました。

せっかく仕事を教えても、3か月でやめてしまう。まぁ。この業界では当たり前のようにも感じますが、やめる人間が多いのです。

この業界で一番大切な女の子

次に、女の子の問題です。

規則を厳しくしている手前、とくに女の子の場合は気を使いました。

知る人は分かると思いますが、この業界の女の子は特殊な子が多いのです。簡単に言うと、ちょっと変わっていたり、考え方がズレていたりするのです。

もちろんしっかりした子や普通の子もいます。そういった子はとくに問題にならないので、ここではあえて特殊な女の子の例について語っています。

この業界の女の子は感情で動く

まず、この仕事を真剣にやっている子はほとんどいません。

当たり前かもしれませんが仕事内容が内容なので、よっぽどサービス精神が旺盛か人間好き以外は注意が必要です。

何に注意するのか？それは、感情です。女の子は基本感情で動きます。働きたくないと思ったら当日欠勤も平気でします。なにかカンに触れば、すぐにスタッフやドライバーに当たります。もちろん客にもする場合があります。

客の場合はほとんどが闇の中なので、なかなか発覚しませんが、クレーム電話などでたまに発覚します。
しかもクレームが来る子は大抵決まっているのです。

もちろんそういったクレーム対応も内勤の仕事なのですが。

一般の社会では、自分の感情を抑えるのがごく当たり前ですが、この業界ではその当たり前は通用しないのです。

感情的な女の子の管理

まず前提にあるのが、先にも述べましが問題になるのは女の子全員ではありません。

また、扱う女性のジャンルや年齢によっても違うでしょう。

このタイプの女の子は、すぐにわかるでしょう。なぜなら、すぐに何かしらの問題を起こします。

ここで大事になってくるのが、問題が発覚してからのこちらの初動。まず問題の経緯を把握し、感情的になっている場合は冷静になだめます。そして感情的になっている理由が分かった事を伝える。これで、大体の問題はクリア出来ます。

あとは、その問題に対して納得いくようにしてあげればいいだけなのです。一番良くないのは、一方的に解釈して聞く耳を持たないことでしょう。そういった場合は、女の子はすぐに去っていきます。

秘密にすることで得られるメリット

これはかなり大きいメリットがあります。そして、かなり楽しいのが事実です。

基本的に私はドライバーとして、自分の経営する系列店に潜伏しています。ドライバーをすれば、全ての情報が入ってくるのですから。これが大きなメリットです。

現場の生の声を聞けば、その会社の全てが分かります。誰が嫌われていて、我が仕事ができなくて、今何が問題になっていて、誰が不正をしているかなど。どんな些細なことも全て情報として入ってきます。しかも生の声で。

また、女の子の派閥関係もすべて解ります。これは経営する上でかなり重要な情報になります。

また、お店には大抵「お局」と呼ばれるリーダー的な子が存在します。その子と仲良くなってしまえば、全てをコントロールするのが簡単になるでしょう。経営も順調に全てが上手くいきます。

まず信頼してもらう

先に言っておきますが女の子から情報を得るために、こちらから積極的に話しかけて、なるべく信頼関係を構築するように徹底しています。なぜなら、情報を得られないとドライバーに潜伏している意味がなくなってしまうから。

それから信頼してもらえるように親しみやすく接しますが、幹部であることを悟られないように副業で働いていると思わせ、情報を聞き出します。幹部よりも外部に近い人間の方が、より本音を聞き出しやすいのです。

あまり話さない女の子でも、何度も顔を合わせれば自然と話すようになっていきます。

また、これは最終手段ですが信頼してもらう上で効果的なのが、お土産を渡すこと。人は何かを貰うと気を許してしまう傾向があるからです。ですから旅行好きということにしておいて何かを与えて仲良くなるのです。

ドライバーをすることで得られる情報

さて、女の子が話す情報で他にどんな事があると思いますか？

まず、下ネタです。だいたい話しをするのが好きな女の子は、下ネタを話したがります。そういう下ネタで笑いになるような話は、話さずにはいられないのでしょう。実際にドライバーをしていて、これが一番おもしろかったのは事実です。

それから、女の子の性癖や恋愛論、今付き合っている彼氏の話も大抵の子が話します。

そして、ここからが重要なのですが、お店やスタッフ・客の不満です。これは、今後の課題としてメモします。

それから、他店舗からのスカウトや条件の話。女の子は言わば会社の資産です。他店に取られたり、愛想を尽かされて逃げられたりしたら、即会社の損失になります。女の子には大抵お客が付いています。もちろんお店でそういう教育をしているので、売れない女の子でも1人や2人のお客を持っています。単純に女の子一人減るだけでお店の売上が数十万単位で変わってくるのです。

そしてもう一つ。女の子も人間ですから、友達がいます。しかも、大抵同業者の女の子の友達がいるのです。私が最も重要視する話です。なるべく友達の話をさせます。そして、他店の最新事情や裏情報をつかんだり、時には友達を引っ張ってくるように促します。これはテクニックがいるのですが、また別の機会かメルマガで話したいと思います。実際にそうやって引っ張ってきた例が多数あるのです。

なぜ経営者が自ら情報収集をするのか。その理由とは？

まず、一番重要なのが問題の早期解決でしょう。

この業界は参入者が多い半面、1カ月でつぶれるのもざらにあるのです。

そして、商品が「特殊な女の子」ということも大きな要因です。商品が自分の感情で、あっち行ったり、こっち行ったりが当たり前です。

この業界を生きていくためには、情報収集が非常に重要なのです。今だから言えますが、かなりの女の子の他店への流出を防いでいます。

女の子は金額ですぐに他店へ移動していきます。もちろん居心地のいいお店に長く居る傾向にありますが、お金重視の子も多く居るのです。

この業界で成功するためには、如何に女の子の居心地の良い店にするか。そして、金額面でも納得してもらえるか。これがとても重要なのです。それを解決するためには、情報収集。要はマーケティングが最も重要なのです。